法人の厚生年金保険料を、Web21のペイジーで納付する月末の定例作業

毎月末、法人の厚生年金保険料を納付しています。私は一人法人を運営していて、社会保険料の納付は毎月やってくる定例作業のひとつです。今回はその手順を記録しておきます。支払いには三井住友銀行の法人インターネットバンキング「Web21」から Pay-easy (ペイジー) を使っています。
月末になると納付書が届いている
日本年金機構から、毎月冒頭の写真のような封筒が事業所宛てに届きます。納付期限は毎月末日で、今月は7月31日が期限でした。中身は納入告知書 (納付書) と、お知らせのパンフレットが数枚です。

同封のパンフレット類はだいたい「お知らせ」で、対応が必要なものは少ないので、普段はタイトルだけ見て、必要なさそうなら中身はほとんど読んでいません。今回はせっかくなので AI (Claude Code) に中身を確認してもらいましたが、今月分も対応が必要なものはありませんでした (算定基礎届の案内がありましたが、7月上旬に提出済みの件でした)。今月の同封物はこの4種です。




金額は月30,026円 — 役員報酬10万円の場合 (2026年度)
納付書に印字されていた今月の納付額は 30,026円 でした。「厚生年金の納付書」と呼んでいますが、正確には健康保険料などもまとめた社会保険料の合算です。
- 健康保険料: 11,740円
- 厚生年金保険料: 17,934円
- 子ども・子育て拠出金: 352円
これは会社負担分と本人負担分を合わせた、2026年度 (令和8年度) の金額です。健康保険の料率などは年度ごとに見直されるので、同じ報酬額でも金額は年によって変わります。私は役員報酬を月10万円に設定しているので、この金額になっています。報酬額をいくらにするかは保険料の額に直結する話で、10万円にした経緯はそれだけでひとつのテーマなので、また別の記事で書けたらと思っています。
納付方法は3つある
日本年金機構のサイトによると、法人の社会保険料の納付方法は次の3つです。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 口座振替 | 事前に申出書を提出しておくと毎月自動引き落とし。手間はいちばん少ない |
| 金融機関の窓口 | 納付書を持参して支払い。領収証書がその場でもらえるのはこの方法だけ |
| 電子納付 (Pay-easy) | 納付書の番号を使ってインターネットバンキング・モバイルバンキング・ATM・テレフォンバンキングから支払い |
私は3つめの Pay-easy を使っています。Pay-easy の払込機能は主要銀行の法人向けインターネットバンキングにも用意されていて、名称は銀行ごとに違います。たとえば三菱UFJ銀行なら「BizSTATION」、みずほ銀行なら「みずほe-ビジネスサイト」、りそな銀行なら「りそなビジネスダイレクト」で、対応金融機関は Pay-easy 公式の一覧で確認できます。私は法人口座のある三井住友銀行の「Web21」経由です。口座振替にすれば毎月の作業自体がなくなります。
クレジットカードでポイントは貯まらないのか
納付の前に、「どうせ毎月払うなら、ポイントが付く払い方はないのか」を確認しました。個人の住民税などではクレジットカード払いでポイントが貯まる方法があるので、法人でも何かあるかもしれないと思い、念のため AI (Claude Code) に調べてもらった形です。結果は「制度的に存在しない」でした。
- 法人の社会保険料には、国民年金 (個人) と違ってクレジットカード納付の制度自体がない
- 納付書にコンビニ用のバーコードもないので、スマホ決済の請求書払いも使えない
- Pay-easy は口座からの引き落としなので、どのチャネルで払ってもポイントは付かない
- 唯一クレジットカードを絡められるのは「請求書カード払い」と呼ばれる立て替えサービスだが、手数料が2.7〜4%かかり、カードの還元率 (1%前後) を上回るので、ポイント目的では確実に損
たぶんなさそうだとは思っていましたが、確認してみてやはりなし、とはっきりしました。お得な方法がないのなら、手間がいちばん少ない口座振替が実質いちばん安上がりです。というわけで、口座振替への切り替えを進めることにしました。切り替えには申出書の提出が必要ですぐには反映されないので、今月はこれまで通り Web21 の Pay-easy で納付しています。
Web21 での納付手順 — ログインから約3分
ここからは実際の画面の流れです。用意するのは納付書だけ。そこに書かれた3つの番号 (収納機関番号・納付番号・確認番号) を入力していきます。IDや口座番号などはグレーで塗りつぶしていますが、進み方の雰囲気は伝わると思います。
まず ValueDoor (三井住友銀行の法人向け共通認証) にログインします。




出金口座を選んで、納付書に書かれた収納機関番号を入力します。日本年金機構は 00500 です。


番号を入れると払込内容が自動で表示されます。「社会保険料等 (国庫金)」と金額が出るので、納付書と見比べて確認し、実行します。



控えの保存 — 領収証書は出ない
Pay-easy 納付では領収証書が発行されません。代わりに「帳票印刷」から払込内容の明細を PDF で保存できます。手数料の欄は「-円」、つまり無料でした。


私はこの明細 PDF を Google Drive の会社書類フォルダに保管しています。
封筒の裏に、多言語の案内QRがあった
封筒の裏には、QR コードが3つ印刷されています。読み取ってみると、①電子納付 (Pay-easy) の利用方法案内、②事業所向けオンラインサービス、③保険料納付の多言語案内、にそれぞれつながっています。

③は「Contribution payment information」というタイトルで、16言語の納付ガイド PDF が用意されていました。外国人の事業主の方も迷わず納付できるようにという配慮のようで、こういう地道な整備はいいものだなと思いました。
まとめ
- 法人の厚生年金保険料 (社会保険料) の納付方法は、口座振替・金融機関窓口・Pay-easy の3つ
- クレジットカードでポイントを貯める方法は制度的にない。立て替えサービスは手数料でむしろ損
- お得な方法がない以上、手間が最小の口座振替がいちばん合理的。私も切り替えることにしました
- Web21 の Pay-easy なら、納付書の番号3つの入力でログインから約3分。手数料無料
- 領収証書は出ないので、明細 PDF を保存しておく
- 役員報酬10万円の場合、納付額は月30,026円 (健康保険+厚生年金+子ども・子育て拠出金、2026年度)
毎月の小さな定例作業ですが、同じように一人で法人を運営している方の参考になればうれしいです。
毎月の手順メモ (自分用)
毎月の作業でここだけ見れば済むようにした、画像なしの箇条書き版です。画面のイメージは上の「Web21 での納付手順」をどうぞ。
- 納入告知書を用意 (収納機関番号 00500・納付番号20桁・確認番号6桁)
- Web21のページを開く
- 右上「ログイン」→「ValueDoorログイン」
- ID・パスワードを入れて「パスワード認証ログイン」
- 左メニューの「Web21」をクリック (別ウィンドウが開く)
- 左メニューの「税金・各種料金の払込」を選択
- 出金口座を選択 → 収納機関番号 00500 を入力
- 納付番号 (20桁)・確認番号 (6桁) を入力
- 表示された払込内容 (「社会保険料等 (国庫金)」と金額) を納付書と照合 → 実行
- 確認ダイアログで OK
- 「帳票印刷」から払込内容の明細PDFを保存
- Claude Code に「帳票ダウンロードしました」と伝える
- 控えの正本を Google Drive の会社書類フォルダにアップロード
※ 利用可能時間は月〜金 8:00〜19:00 (土日祝は利用不可・公式のご利用時間)。納付期限の末日が土日の月は前倒しで。
※ 「帳票ダウンロードしました」の後は、Claude Code が控えの保管 (保管フォルダへのコピーと履歴の記録) と、タスク管理の完了処理 (完了コメント → close → 翌月分の起票) を進めてくれる。
参考リンク
公式・一次情報
- 厚生年金保険料等の納付 (日本年金機構) — 納付方法3つの原典。電子納付のチャネルや番号の説明もここにあります
- 保険料の口座振替の手続き (日本年金機構) — 口座振替に切り替える場合の申出書と手順
- 納付案内ガイド・多言語版 (日本年金機構) — 封筒裏のQRのひとつ。16言語の納付ガイドPDF
同じような体験をされた方のブログ
- 【マイクロ法人】社会保険料の納付が面倒な件 (フリーランスのおうち事情) — 同じく Pay-easy 派の方で、領収書のためにあえて ATM で納付されているそうです。私の場合、領収書はなくてもいいかなと思っています。税務調査などで必要になったら、手数料を払えば銀行で遡って明細を出してもらえるはず、という理解でいます
- マイクロ法人の銀行口座は社会保険料自動振替対応のネット銀行一択! (サイドFIREのリアル) — 口座振替まで見据えた法人口座選びの話。ネット銀行でも GMO あおぞらが口座振替に対応したという情報も。口座振替は私もやりたいので、いま使っている口座でそのままできるのか、やり方を調べるところからです