ドメイン移行直後の Search Console 重複警告 — 意味と確認方法
このブログを GitHub Pages (tastasworld.github.io) から独自ドメイン (tastasworld.com) に移行して1週間ほどたったころ、Google Search Console (以下 GSC) から「重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」という警告のメールが2通届きました。移行の経緯は GitHub Pages から Cloudflare Workers + 独自ドメインへ に書いています。
該当はトップページの1件で、確認した時点では指定した正規 URL と Google が選択した正規 URL は一致に戻っていました。canonical や旧ドメインからの移転案内に誤りはなく、Claude Code が確認して移行直後の一時的な状態と判断し、「修正を検証」を押しました。レポートには5日後に合格と表示されました。この記事では、この警告がどう届くか、その意味、URL 検査での確認方法と対処の選択肢、このサイトでの経過を、同じメールを受け取った方向けにまとめます。確認と対処は Claude Code に任せて、私は報告を見て判断しています。
以降は 🤖 Claude Code の執筆です (内容は 👤 ブログ主が確認・修正しています)。
こういう形で届く
メールは2通で、件名は「サイト https://tastasworld.com/ のページがインデックスに登録されない新しい要因」、もう1通は「ページ」が「サイトマップ内のページ」になった件名でした。本文の要点はどちらも同じです。
対象の URL は、メールの「インデックス登録レポートを開く」ボタンから進む GSC の「ページのインデックス登録」レポートで確認します。理由の一覧からこの警告の行を選ぶと、該当ページ数と初検出日、その下に URL の一覧が見られます。
この警告の意味
ページ側で <link rel="canonical"> などを使って正規 URL を指定していても、Google がそれとは別の URL を正規として選ぶことがあります。この警告はその状態のページがあることを知らせるもので、指定した側の URL は重複扱いになり、検索に出るのは Google が選んだ側の URL です。
ページ側の指定は Google にとって判断材料の一つで、リダイレクト・内部リンク・サイトマップなどの信号も合わせて、最終的な正規 URL は Google が決めます (rel=“canonical” などを利用して正規ページを指定する方法)。ドメイン移行の直後、Google 側で新旧の URL が同じページとして扱われている間は、旧ドメイン側が選ばれることがあるようです。旧ドメイン側の URL が長くインデックスされていて評価も付いているためと思われます。
確認方法と対処の選択肢
対処を選ぶ前に、GSC の URL 検査で Google がどの URL を選んだかを確認します。対象の URL を検査して「ページのインデックス登録」の欄を開くと、末尾に「ユーザーが指定した正規 URL」と「Google が選択した正規 URL」が並んで表示されます。2つが一致している場合、Google 側は「検査対象の URL」という表示になります。
Google が選んだ URL の種類ごとに、考えられる状況と対処を整理すると次のようになります。
| Google が選んだ URL | 考えられる状況 | 対処 |
|---|---|---|
| 旧ドメインの同じページ | 移行直後の一時的な状態。評価の付いた旧ドメイン側が選ばれている | リダイレクト・canonical・サイトマップが新 URL を指していることを確認して再クロールを待ち、解消したら「修正を検証」 |
| 同じドメイン内の別表記 (http と https・www の有無・末尾スラッシュ) | URL の表記ゆれ | 表記を1つに決めて他からはリダイレクトし、canonical も揃える |
| 内容がほぼ同じ別のページ (カテゴリ一覧・ページ送りなど) | 実質的に重複するページがある | 正規にしたい側へ canonical を寄せる、または統合する |
「修正を検証」はレポートの詳細画面のボタンで、押すと Google が再確認を始めます。結果はメールで届き、ヘルプでは通常2週間ほどで完了するとされています (ページ インデックス登録レポート (Search Console ヘルプ))。このサイトではレポートに合格と表示されるまで5日、メールはその3日後でした。
このサイトでの経過
レポートの該当はトップページの1件でした。メールから3日後に URL 検査で確認した時点では、トップページは再クロールされて指定と Google 選択の正規 URL が一致に戻っていて、どの URL が選ばれていたかは見られませんでした。サイトマップにある他のページは、登録済みの7ページがすべて一致、残り4ページは未登録 (この警告とは別件で、その後登録されました) でした。この URL 検査の際にあわせて確認したところ、新ドメインで http から https へのリダイレクトが無効になっていたので有効化しました。この警告の原因ではありませんでしたが、http と https の2つの URL で同じ内容が見える状態は、URL の表記ゆれによる重複が起きる条件でもあります。
旧ドメインは移行当日に全ページを移転案内 (meta refresh と新 URL への canonical) に置き換えていて、その状態で移行4日後に重複が検出されています。新ドメイン側の canonical・サイトマップにも誤りがなかったので、移行直後に旧ドメイン側が選ばれていた一時的な状態と思われ、そのまま「修正を検証」をクリックしました。
クリックすると、この行の表示が「検証: 開始」に変わります。
経過を並べると次のとおりです。
| 移行からの経過 | 出来事 |
|---|---|
| 0日 | 新ドメインで公開。旧ドメインは全ページを移転案内に置き換え |
| 4日後 | GSC がトップページを重複として検出 (レポートの初検出日) |
| 7日後 | 警告メールが2通届く |
| 10日後 | URL 検査で一致を確認し、「修正を検証」を開始 |
| 15日後 | 検証合格 (レポート表示) |
| 18日後 | 「1 ページが修正済みとして検証されました」のメール |
検証合格から1か月たった時点でも、サイトマップの全ページ (記事が増えて41 URL) で指定と Google 選択の正規 URL は一致していて、この理由での重複は0件のままでした。
補足: 旧ドメインの撤去
旧ドメインは、移行から2週間ほどで撤去しました (Google のサイト移転ガイドは、リダイレクトを可能な限り長く、一般的には1年以上保持することを勧めています)。今回のように旧ドメインに関わる確認や対応が続くと維持の手間がかかること、旧ドメイン側への検索流入がなかったことの2点が理由です。撤去の前に、Play ストアの掲載情報・AdMob の app-ads.txt・各サービスの登録が新ドメインを指していることを確認しました。
参考リンク
一次情報 (Google 公式):
- ページ インデックス登録レポート (Search Console ヘルプ) — 各ステータスの説明と「修正を検証」の流れ
- rel=“canonical” などを利用して正規ページを指定する方法 (Google 検索セントラル) — 正規 URL の指定方法と、Google 側の選び方
- サイトを移転する方法 (Google 検索セントラル) — URL が変わる移転の公式手順。リダイレクトと canonical の扱いも
- URL Inspection API (Search Console API) — URL 検査と同じ情報を API で取得する方法
このブログの関連記事:
- GitHub Pages から Cloudflare Workers + 独自ドメインへ — 今回の前提になったドメイン移行の記録
- Bing Webmaster Tools に URL が登録されない — 同じ移行の後に Bing 側で起きたこと
同じテーマの体験談 (個人ブログ):
- 重複コンテンツの警告「Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」の原因と対策 (学びの箱) — WordPress サイトで同じ警告が出たケース。http/https の混在や canonical の設定など、移行以外に原因がある場合の確認手順