2歳の誕生日にボーネルンド「キッチンセンター」— 選んだ理由と、組み立てでつまずいた5か所

こどもの2歳の誕生日プレゼントに、ボーネルンド (BorneLund) の「キッチンセンター」を購入しました。デンマークのダントーイ (dantoy) 社が作っているおままごとキッチンで、ボーネルンドが輸入販売しているものです。
注文から到着までの流れと、組み立てでつまずいた点を写真つきで記録しておきます。同じものを組み立てる方の参考になれば。
どれにするか — 売り場を見て回った
まず前提として、探していたのは立って遊べる大きめのキッチンです。おもちゃの野菜セットはすでに持っていましたし、手元で遊べる小さめのおもちゃはそれなりにあったので、次は等身大でお料理ごっこができるものを、と考えていました。
そのうえで、実物を見て回りました。
- デパートのボーネルンド売り場: 実際に見て印象がよかった
- トイザらス: キッチン売り場を確認
- ヨドバシカメラ: 同じく確認
- アカチャンホンポ: 立って遊べるタイプは置いてなさそうでした (オンラインショップを見ると卓上サイズのキッチンセットはあるようです)
最終的にキッチンセンターにした決め手は、小物が充実していて、シンクも食洗器もオーブンもついていることでした。調理器具5種 (おたま・ヘラ・フライ返し・泡だて器・包丁)、両手鍋、フライパン、調味料入れ4本まで最初から全部セットです。
ひとつ気になったのは、プラスチック製なので耐久性です。引きずり回したり、コンロに足で乗ろうとしたりしたら、たぶん壊れます。そこは最初に注意してあげればいいかなと考えました。1万4千円するので壊れると痛いですが、気に入ったうえで壊れたなら、次は木製のものを買ってあげればいい。逆に全然はまらない可能性もありますしね。そういう割り切りです。
(約3週間使った現時点では、コンロに乗ろうとはしていません。よかった。本体ごと引きずり倒そうとしたことは1回ありました。)
祖父母からのプレゼント資金
今回、私の親 (こどもの祖父母) が「孫に誕生日プレゼントを贈りたい」と言ってくれていました。本当は品物を選んで贈りたかったのだと思います。ただ、「何がいいかな」という相談の中でキッチンセットを考えていると話したら、「それならその代金にして」と、現金で応援してくれる形になりました。
祖父母の気持ちはありがたく受け取って、選ぶのは私がやる。そういう分担です。プレゼントというと品物を贈るイメージがありますが、「資金で応援して、選ぶのは親に任せる」という形もある — うちはそうしましたよ、というのが、どなたかのプレゼント選びの安心材料になればうれしいです。
公式オンラインショップが一番安かった
価格は定価17,050円 (税込) で、どこのサイトでもだいたい同じくらいでした。ただ、ボーネルンド公式オンラインショップには
- 新規ユーザー登録で500円引き
- 誕生日前後30日で使える10%オフクーポン
があり、合計で 14,845円 になりました。楽天などでポイントをつけるより安かったので、公式で購入。
実物は阪神百貨店のボーネルンド売り場にもあって、価格はたぶん同じくらいでした (あちらで買えばSポイントがついたはず)。ただ、うちは車を家に置かないシェアカー生活なので、これだけ大きな箱を持ち帰るのは大変。大きい買い物は基本ネット購入にしています。
ちなみに、ボーネルンドの「あそび場」は利用したことがあって登録済みだったのですが、オンラインショップのアカウントとは別のようで、新規登録扱いになりました。

しかも「かんてんネンドお試しパック」がおまけでついてきました。(……と喜んだのですが、約3週間たった今もまだ開封できていません。ねんどで部屋がぐちゃぐちゃになる予感がして、出すタイミングをうかがっています。)
誕生日当日に届いた
注文したのは誕生日の2日前。最短お届け指定にしたので到着日は確定していなかったのですが、運よく誕生日当日の午前に届きました。日付指定にした場合、選べる最短は誕生日を過ぎた日程だったので、これは運がよかったです。誕生日に確実に間に合わせたい場合は、納期に余裕を持って注文したほうがよさそうです。


開けてみると、配送用の段ボールの中に、ほぼ同じ大きさの商品箱がもう一つ入っていました。段ボール in 段ボール。ここは日本っぽいなと思いました。パッケージも含めて商品、という考え方でしょうか。配送伝票を商品の箱に直接貼らないための外箱なのかな、などと考えてしまいます。


組み立ては約30分 — つまずきポイント5か所


組み立ては30分くらいで完了しました。やること自体は難しくありません。ただ、細かいひっかかりポイントがいくつかあります。私は引っ越しを10回以上経験していて、家具の組み立てや分解で失敗と成功をさんざん繰り返してきました。それでも「おっと」となった場面があったので、順に書いておきます。


説明書は海外製品でよくあるシンプルなタイプ。手順は絵が中心ですが、日本語の説明もちゃんと付いています。裏面がシール・パーツの取り付け位置の一覧になっていて、仕上げはこれを見ながら進めます。
なお説明書には本体の組み立て工程も載っていましたが、届いたものは本体がすでに繋がった状態でした。輸入元のボーネルンドで組み立ててくれているのかもしれません (未確認です)。それなら本体の組み立て図はいらないのでは、とも思いましたが、いつか分解するときには必要になるので、あって困るものではないですね。
1. 取っ手の取り付けがめっちゃ固い

取っ手 (3本) は、爪を本体の穴に強く押し込むだけのタイプです。ところが、これがなかなか刺さらない。本体のプラスチックはそこまで強度がないのに、割れそうなくらい強めに押し込んでようやく入る固さでした。本体側を手で押さえつつ、割れないように力加減に気を付けながら押し込みました。力加減がわからないまま勢いでやると、割ってしまう人がいそうな気がします。
もうひとつ、取っ手には上下の向きがあります。この固さなので、向きを間違えて押し込んでしまうと、たぶん外すのは大変です。押し込む前に上下をよーく確認しましょう。
実際に遊んでいる様子を見ると、結構な勢いで扉を開けたり閉めたりするんですよね。これくらい固くないと取っ手が外れてしまいそうです。固いのにはわけがありました。納得。
2. コンロの台のはめ込みも固い
コンロの台 (赤いトレー) のはめ込みも固かったです。私は引き出しをいったん抜いて、下から手で本体を支えつつ、割れないように力を入れてはめ込みました。
3. シール貼りで実際に間違えた — 数字シールはコンロ側
このキッチン、仕上げのシール貼りが結構たくさんあります。説明書の裏面にどこに何を貼るか書いてあるのですが、実際に1か所間違えました。

火力の数字 (0〜4) のシールを、左から2つめのダイヤルに貼ってしまいました。正しくは右側のグループ。右側にコンロがあって、数字はその火力表示なので、意味を考えれば右に貼るべきでした。うっかりです。

幸い、すぐにはがして破らずに貼り替えられました。日頃、メルカリで売るために梱包のシールをゆっくり丁寧にはがしていて、そのコツがこんなところで活きました。ただ、このシールはおそらく通常は貼り直しができないタイプです。今回は貼った直後だったことと、経験とカンで「今ならきれいにはがせる」という自信があったのでやりましたが、貼り直しはお勧めしません。これから組み立てる方は「数字シール = コンロの火力 = 右側」と覚えておくといいと思います。
4. 調味料入れのシールは「上部」に貼る

SALT・PEPPER・CURRY・PAPRIKAのシールを調味料入れに貼るのですが、収納する香辛料トレーの穴に深さがあるので、シールは上部に貼らないと、差したときに見えなくなります。説明書の裏面にも貼ることは書いてあるのですが、この「どの高さに貼るか」までは書いていないのですよね。私は「トレーに入れた状態のまま貼れば、見える高さを外さない」と思いついて、そのまま貼り付けました。位置は段ボール箱に印刷されている見本写真でも確認。このやり方を初見で思いつけたのは、人生経験ですかね。後戻りできることはやってみてやり直せばいいのですが、シール貼りはなかなかやり直しがきかないので、こういうところだけは慎重に、です。(と言いつつ、ひとつ前の数字シールではミスっているのですけどね。)

5. 電源/換気扇のシールは説明書の向きが逆だった

上棚に貼る電源 (電球)/換気扇のシールは、説明書に描かれている向きが逆でした。説明書の通りに貼ると電球の絵が上下さかさまになるので「これでいいのかな?」と思い、段ボールの見本写真を見ると — ここにはシールが貼られていない。公式サイトの商品画像を探しに行って確認したら、やはり説明書とは逆でした。これもうっかり貼らずに済んでよかった。
デンマークの商品なので仕方ないのかもしれませんが、海外製ってこういう細部の詰めが甘いよね、といつも思ってしまいます。おおらかさの裏返しでもあるのでしょう。
完成

完成品は冒頭の写真の通りです。原色の配色は北欧らしくて、部屋に置くと結構存在感があります。
こどもへの見せ方は少し考えました。最初は「段ボールが届いたところから一緒に開ける」のも、新しいものが届いた感があっていいなと考えていたのですが、組み立てとシール貼りに親の時間がそれなりに必要とわかったので、保育園から帰ってきたタイミングで完成品を見せる方式にしました。部屋に最初から置いておく案は、うちの子は部屋に見慣れないものがあると警戒する傾向がある気がするので、見送りです。
使ってみた感想 (使用開始から約3週間)
結論から言うと、買ってよかったです。それなりに楽しんでくれていますし、日々使い方が変わって、遊びがグレードアップしていくのを眺めるのも楽しい。以下、約3週間の観察記録です。
初日 — まずは「パカパカ」から
初日は嬉しそうにしていました。ただ、どう使っていいのかはわからない様子で、とりあえず下段の3つの扉 — 引き出し・オーブン・食洗器 — をパカパカ開け閉めして遊んでいました。
2歳0か月には難しかったところ
食洗器の扉だけは「上のひっかかりを押さえながら引く」という開け方で、これは2歳0か月には難しかったようです。教えてはみたのですが、「押さえる」と「引っ張る」は別々にはできても、同時にやるのは難しいみたい。最近は力づくで引っ張って開けてしまっていて、ロックにあたる部分が壊れそうになっています (強引に引っ張ると開きます)。中の食器かごを出すときも引っかかって、力づくで出そうとして壊れそうな勢いです。
もうひとつはオーブンの透明の窓。これが結構簡単に外れてしまいます。外れると「つけて」とアピールしてくるのですが、これがなかなかはまらない。私が手間取っていると「早くして!」という感じでイライラして、泣いてしまうこともあります。
ダイヤルが数字の練習になっている
日が経つにつれて、扉以外にも興味が広がってきました。まずは、くるくる回るダイヤル5個。0〜4の数字が書いてあり、回しながら「ゼロ」「イチ」と、覚えたばかりの数字を言って楽しんでいます。
一番右のダイヤルはオーブンの料理を選ぶ絵柄で、「おさかな」などと言っています。ただ、よくわからない絵が1つあって、「これなに?」と聞かれて答えられず……。オーブンで作る料理のはずなので、丸鶏・パン・おさかな・ピザまでは推測がつくのですが、残る1つ — 縞模様のかたまり — が謎です。私は「牛肉を紐で巻いて焼いたもの」かなと思っていました。AI (Claude) に写真を拡大して見てもらうと「断面が渦巻きの、ロールケーキのような焼き菓子」に見えるそうで、意見が割れました。
そこでデンマークの定番オーブン料理を調べてもらったところ、有力候補が出てきました。フレスケスタイ (flæskesteg) — 皮に細かく切れ目を入れて焼く豚のローストで、デンマークの国民料理・クリスマスの定番だそうです (Wikipedia: Flæskesteg)。切れ目がちょうど縞模様になるので、並べてみると、あの絵はこれな気がしてきます。牛ではなく豚でしたか。いずれにせよ、呼び方をパパママで決めておかないとです。


調味料は英語表記 — 「カレー」は通じた
調味料入れのシールは CURRY・PEPPER・SALT・PAPRIKA の英語表記。カレー、こしょう、塩、パプリカですね。
こどもは「カレーカレー」と言いながらお鍋に振りかけて、カレー味にして楽しんでいます。カレーはよく食べているので、意味が通じているようです。塩とこしょうはまだ直接味わわせたことがないので、これから。パプリカも「野菜」と教えれば振りかけるようになるでしょうか。
ところで、パプリカって、私は調味料としてはなじみがありません。気になってAI (Claude) に調べてもらったところ:
- パプリカパウダーはハンガリーと結びつきの強いスパイスで、欧州では広く一般的なのだそう (Wikipedia: Paprika)
- メーカーのダントーイ (dantoy) 社の母国デンマークでは、カレー粉を使った煮込み肉団子「boller i karry」が昔ながらの家庭の定番料理 (Nordic Food & Living — デンマークの方のレシピブログ)
つまりこの4本は、デンマークの台所の顔ぶれをそのまま持ってきたもののようです。日本の子ども向けキッチンなら、しょうゆやソースが並びそうなところ。こういうところから向こうの食文化が見えるのは、輸入おもちゃの面白さだと思います。
一番楽しそうなのは「ツールの掛け外し」
調理器具5種 (フライ返し・お玉・ヘラ・包丁・泡だて器) は背面の網に引っかけられるのですが、全部いったん外して、また引っかける、という動作を延々と繰り返しています。2歳には細かい操作で、なんとか頑張ってできているのが楽しいようです。
お鍋やフライパンも意味が分かってきて、カレーを振りかけたり、お玉やフライ返しでかき混ぜたりして遊べています。
まだこれからの部分
- シンクは取り外せます。取り外して床に置いたりして遊んでいますが、水を入れて使うのはまだです
- 蛇口は左右に捻るタイプ。「捻る」という動作をあまり教えていなかったので、やり方がわからず上下に動かそうとしています
- 前から持っているおもちゃの野菜をお鍋に入れて見せたりもしたのですが、その遊び方はまだしません。元からあるおもちゃは使い方を自分の中で決めているようで、新しいおもちゃと融合させる発想にはまだならない様子。私が勝手にお鍋に入れると「入れないで!」という感じで怒られます
- 引き出しにスプーンを入れたり、オーブンや食洗器に何かを入れて遊ぶ、という発想もまだなさそうです (オーブンにぬいぐるみを少し入れたくらい)
ほっこりした場面
時計をぐるぐる回して遊んだり、つい最近は、ぬいぐるみにフライパンを持たせるような遊び方をしていました。ごっこ遊びの入り口に立っている感じがして、これからが楽しみです。
今回選ばなかった、立って遊べるおままごとキッチン
参考までに、「立って遊べる」タイプでよく名前が挙がるものを挙げておきます。検討中の方の比較の足がかりになれば。(商品画像は楽天アフィリエイトのリンクです。価格は変わりやすいので、リンク先でご確認ください)
IKEA DUKTIG (ドゥクティグ)
木製 (バーチ材合板など)。72×40×109cm、対象年齢3歳〜。LEDで光るコンロつきで、脚の長さを3段階に調節できるので、背が伸びても使えます。楽天にも出品がありますが、IKEA公式より上乗せされていることがあるようなので、お近くに店舗がある方は公式も確認するのが良さそうです。
マザーガーデン 野いちご デラックスキッチン
苺柄がかわいい木製キッチンの定番シリーズ。楽天には小物13点つきのセットがあります。見た目のかわいさで選ぶならこの系統だと思います。
Hape (ハペ) おままごとキッチン (E8829)
ドイツ発の木製玩具ブランドの定番キッチン。楽天で見ると、立って遊べる木製タイプの中では手に取りやすい価格帯のようです。
キッチンセンターとの大きな違いは、素材 (木製が多い) と対象年齢です。DUKTIGは3歳〜、キッチンセンターは2歳ごろ〜。2歳になったばかりでも様子を見ずに渡せるのは、プラスチック製で軽くて角の丸いキッチンセンターの利点だと思います。
商品情報
公式商品ページ (ボーネルンド公式オンラインショップ) より:
- 商品名: キッチンセンター (Kitchen Center)
- メーカー: dantoy (ダントーイ) 社 / デンマーク製、輸入販売元: 株式会社ボーネルンド
- 価格: 17,050円 (税込・2026年7月時点)
- 対象年齢: 2歳ごろ〜
- サイズ: 約71.5 × 48.5 × 33cm、重量 約4.2kg
- セット内容: 本体、シンク、蛇口、両手鍋 (フタつき)、フライパン、食洗器のかご、コンロプレート×2、ダイヤル×5、取っ手×3、調理器具5種 (おたま・ヘラ・フライ返し・泡だて器・包丁)、調味料入れ×4、ステッカーシート
- 公式で買う: ボーネルンド公式オンラインショップ — 新規登録500円引き・誕生日前後30日の10%オフクーポンはこちら
- 楽天で見る: ボーネルンド キッチンセンター HP4241 (商品画像も楽天アフィリエイトのリンクです)
参考リンク
- 公式・購入情報
- キッチンセンター — ボーネルンド公式オンラインショップ — 今回購入したページ。新規登録500円引きと誕生日クーポンもここで
- 北欧の調味料まわり (本文の補足で参照)
- Danish Meatballs In Curry (Boller i Karry) — Nordic Food & Living — デンマークの方が家庭の定番として紹介しているレシピ
- Paprika — Wikipedia (英語) — パプリカパウダーの由来と欧州での広がり
- 同じキッチンセンターで遊んでいる方のブログ
- ボーネルンドのキッチンセンターの口コミ! 男女双子が1〜3歳現在まで遊んでいます — 双子マイルド — 双子の親御さんによる、1歳半・2歳・3歳それぞれの遊び方のレポ。同じように遊んでいて、なんだか嬉しくなりました。男の子でも楽しく遊べるようです。オーブンの窓が外れやすいのは、やはり同じなんですね
- 【実践レポ】おままごと・ボーネルンド キッチンセンター — ホームズとワトソンの探究日記 — 同じく2歳前後の誕生日に購入された方の実践レポ。「はい、どーぞ」「わーい」という流れにどう持っていくかは、みなさんやっぱり考えるのですね